子供たちが考えたことの記録 | ||
林業の仕事をする人たち 矢部中2年 原島泰平 | ||
僕の登下校している道の途中に、林業の仕事をしている方たちがいます。僕は、その仕事をやっている横を通っていたけど、見ているうちにだんだんと、いろんなことが分かってきました。 まず一つ目は、仕事をする場所が、とても危険だということです。場所によっても違うけれど、今、僕が登下校中に見ている方たちは、斜面がとても急なところで仕事をしています。それに、とても高いところでやっていて、その下のほうには谷川があります。足を滑らせたり、つまずいたりしたら大変なことになるなあと思いました。 二つ目は、僕が思っていた以上に頭を使わなければならないということです。林業の仕事に中には、チェンソーで木を切り倒す仕事があります。木を切るといっても、何も考えずに切るということではないようです。木を倒す方向やどの木を切るかなどを 考えなければなりません。倒した木をトラックに積むため山の下の方へ運び出す時も、ワイヤーを使って運び出します。だから、ワイヤーを木から木へ張らなくてはなりません。何も考えずに切ってしまうと、ワイヤーを張る強い木が無くなってしまいます。そのためにちゃんと計算して木を切らないといけないのです。 三つ目は、以外にもチームワークが必要だということです。切り倒した木を運び出す時、ワイヤーを使い機械で運びます。だから、一人は山の下で機械を動かして、何人かは山の上で機械に木を吊るします。だけど下に居る人からは、上の様子が分からないので、笛や無線を使って合図を送り、下に居る人が機械を動かし木を運び出します。合図はしっかりキャッチしておかなければならないし、合図を出すほうは、正確でなければなりません。 まさにチームワークが大変必要とされる仕事なのです。 話は変わりますが、今林業をしている方たちは、僕たちにとても親しくしてくださいます。毎朝、登校中に、 「おはようございます」 と声をかけると、大きな声で、 「おはよう」 と答えてくださいます。また、下校中に足を止めて仕事の様子を見ていると、 「冷たいお茶ばやろうか」 とか、 「柿ば取ってやろうか」 などと言って声をかけてくださます。だから僕は、いつも親しくしてくださる林業の方たちが大好きです。 このように僕は、この仕事を見ているうちにいろいろなことを学びました。初めはとても計算などしながら仕事をされているとは思いもつかなかったし、この仕事にチームワークが必要などとは、思いもしませんでした。 林業は、家を建てるための材木を切る仕事です。しかし、これは荒れた山をきれいにすることにつながります。この危険ながらも、人の生活や山を守る林業という仕事は、とても大切な仕事だと思いました。これからも林業の仕事をがんばってほしいと思います。 |
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