カブトムシの悲劇
夏の夜になるとこんな↑昆虫たちが家にやって来ます。
なぜだかわかりますか?
そうです、家の灯りに集まって来るのです。
以前は、「やったー!」と子供たちと一緒に喜んでいましたが、最近は山へ帰してあげるように子供たちにも話しています。

矢部村に嫁いで10年と少し(^^;)、その頃は、矢部村の街灯の下に数匹のカブトムシやクワガタムシが集まっているのは、珍しいことではありませんでした。

しかし、いつの頃からかまったくと言っていいほど集まってこなくなったのです。

矢部村に住んでいると、こうした自然の小さな変化に考えさせられることがよくあります。
ホタルタヌキにしてもそうです。

ではなぜ昆虫たちがこんなに減ってしまったのか???
それは、以外にも「灯り」が大きな原因のようです。

家の灯りや街灯に誘われて町まで降りて来てしまったカブトムシは自力で山へ帰ることができないのだそうです。

次々に町へ飛んで行くカブトムシ・・・・。
山へ帰ることができず、今では激減してしまったようです。

数年前、矢部村の日向神ダムの周りの街灯はオレンジ色の街灯に変わりました。
「せっかくの夜桜がオレンジ色で台無しだ・・・」なんて言っていたのですが、この街灯には、虫たちが集まってこないのだそうです。

青い灯りにはたくさんの虫が集まりますね、その反対にオレンジ色の灯りは虫たちは苦手なのだそうです。

未来の子供たちがカブトムシに出会えることを願いながら、飛んできたカブトムシとクワガタムシを山へ帰しました。

(と言っても、我が家のまわりは全部・・・山!)
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