子供たちが考えたことの記録
病気のたぬき      矢部小 4年 原島春花
 私の家の庭でたぬきを見ました。すごくやせていて、毛がたくさん抜けていました。
毛が生えていないところもあったし、生えているところはとってもうすかったです。
おばあちゃんにたずねると
「病気して毛が抜けとる。」と、教えてくれました。
そのたぬきは家の前でくさったみかんを食べていました。
わたしは「なんでこんなところにたぬきがえさを食べに来るのかな?」と思いました。
たぬきは、畑を荒らすので、おじいちゃんは、
「ころせ!ころせ!」と、言っていました。
「病気になったたぬきが、日出ば、うろつきようるげなばい。」おばあちゃんがいいました。
空き缶にたまっている水なども飲んでいたそうです。

 今年は、カキの木に実がなっていないので、おばあちゃんに
「なんで今年はカキがならんと?」と、聞くと、
「なったけど、カラスが全部とっていったたい。」と、言いました。
それを聞いて私は、
「山に食べ物がないのかな?」と、思いました。

 私は、山に住む動物たちがなぜ人の住むところにえさを食べに来るのか考えてみました。
それは、『人が山に杉を植えたので、実のなる木がへったから食べ物がなくなって、家の前まで来ている』のだろうと思います。
それなのにころせというのはいけないと思います。
「かわいそうだなあ」と、思いました。

 人が山の自然をこわしているのに、食べ物を食べに来るたぬきなどをころすのはひどいと思います。
動物のためには、いろいろな木を植えた方がいいと思います。

何年か前、日向神ダムで赤ちゃんの鳥をひろいました。
名前はピーちゃんです。その鳥を学校で育てることにしましたが、
一日目の夜に先生のつくえの上から落ちて死んでしまいました。
とてもかわいそうでした。
「自然の鳥を育てるのはたいへんむずかしいな。」と、思いました。
動物が死ぬのはかわいそうです。

山の生き物が人の住むところにおりてこないように自然をもっと大切にしていかなければいけないと思いました。
※学校の授業の中で、次女の春花が書いた作文です。
 最後まで読んでいただきありがとうございました。
 一見豊かな自然に恵まれたように見える矢部村ですが、 山頂まで植林された杉、ヒノキで覆われ、自然なままの森はわずかになっています。
自然に見えてる山も、実はお金目当てに植えられた木がほとんどなのです。
 「ゆたかな自然の恵みとは言えないのかも知れません。
 へたな作文ではありますが、なんか放っておけずにここに紹介いたしました。
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