四月八日、花まつり
四月二十日、穀雨

 ●穀雨

二十四節気の一つ。旧暦3月辰の月の中気

春雨降って百穀を潤す季節。この頃の雨は田畑の土をうるおし、穀物の成長を助けます。



 お茶の木にとってこの時期の雨は、新茶の味を大きく左右することがあります。

 お茶摘みの前に長雨になると、お茶の味が淡白になったり、適度な雨は、香りの高いおいしいお茶になったり、日照りになると肥料の吸収が進まず、味ののらないお茶になったり・・・。ですから、「菜種梅雨」・「花冷え」・「遅霜」など、農家にとってはお天気にとても神経質になる時期でもあります。

 お花見・ゴールデンウィーク・行楽シーズンなどと世間が賑やかになるころ、農家は休み返上の慌しい毎日ですが、毎日少しずつ成長していく、山々の木の芽や草花を見ながら、深山の茶畑で汗を流すのは、ある意味、贅沢なのかもしれませんね。

 3月の終わり頃に咲く白もくれん・菜の花・水仙、次に桃やソメイヨシノ、その後に山桜・毎年次々に私たちを楽しませてくれる花々も、今年は遅くまで寒かったことと、急に暖かくなったことで、今、一度に開花しています。

 まさに春爛漫、花ざかり。

 それとは裏腹に体はちょっとだるかったり、疲れたりする季節でもありますね。そんな時は、お花を眺めながら、お茶の香りと一緒にちょっと一息してみましょう。
 緑茶は心と体をリフレッシュしてくれる飲み物です。

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