(も み す り) 2004
10/21

米の収穫作業、最後の仕事は籾摺り。

一袋30KG前後の米袋を毎年50〜60袋収穫します。

一袋一袋を全て手で抱えあげて運びます。

収穫した籾を、籾殻と玄米に分ける作業です。


左写真のように、籾を機械に投入すると
ここから玄米がでてきて、計量器に入って行く。
写真上に見えているのが籾摺りをしている小屋。

籾殻は下の田んぼに山積みになります。
玄米を30KGづつ米袋にいれ、
また元の場所に積み上げていきます。

一年分の主食の確保ができました。

米の収穫が終ると今も受け継がれている、昔からの伝統行事が待っています。

毎年11月23日に行われる日出集落「村祭り」では、集落の家々を祭り主を持ち回りで行ってきました。

男は、山の神様に今年獲れた稲わらでしめ縄を綯い奉納します。

女は、新米で炊いた「かしわご飯」・鶏がらのだし汁と里芋をたくさん使った「芋吸い物(いもずいもん)」・大根と人参の「酢の物」を作り、集落に住む全員で山の神に感謝し、収穫のお祝いをします。

平家の落人が隠れ住んだ山奥の村のささやかな祭りです。

各集落ごとに、このような「村祭り」が行われていましたが、最近では随分と少なくなってしまいました。

後継者がいなくなった家、農業をやめてしまった家、忙しくなりすぎた農業者。

日出の村祭りが消えてしまうのも、時間の問題かもしれません。
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