干し柿情報 2007

おかげさまで、2007年の干し柿も完売することができました。
本当にありがとうございました。


2008年も、10月からご予約を承る予定です。
どうぞよろしくお願いいたします。
今年も昨年同様、台風などの被害が無い事を祈るばかりです。

画像をクリックすると拡大画像が見れます。
10月11日 
今年はなんとか・・・
渋柿の実も大きくなって、秋の風景ですが、
日中はまだまだ暑い日があります。
たくさん実を付けているようですが、反対側の枝にはほとんど実がありません。不思議です。
今年こそは、大豊作・・・と信じていたのに。
やはり、温暖化や異常気象の影響なのでしょうか?

山の斜面に立つ渋柿の木の谷側の枝先ばかりに実を付けています。山側にはほとんど実がついていません。

それでも、今年は何とか干し柿の発送ができそうです。

農業のプロなら、年々の気象状況に合わせながら、収穫できるように努力すべきところですが、渋柿の栽培は自然任せです。m(_)mごめんなさい

農薬の散布は、カメムシの被害を最小限に抑えるために、今年は夏に一度だけ行いました。
数年前までは、全くその必要もなかったのですが、近年カメムシの被害が出るようになってきました。

夏でも涼しかった我が家も、最近では、窓の外にヤモリや家の中にもゴキブリを見かけるようになりました。農業を通じても、温暖化による生態系の変化を少しずつ感じています。
11月23
柿の皮むき3日目
このまま食べると渋いのですが、すでにたっぷりの糖分があり、皮を剥く手はベトベトになります。
二日目までは皮むきを手伝った珠美ですが、今日は爺ちゃんのアシスタントで柿の数を数えています。一吊るし20個
渋柿の皮むきも今夜で三日目。
爺ちゃんも婆ちゃんも今年も元気に皮むき・・・のようですが、実は婆ちゃんは今夜が今年始めての皮むきです。昨日まで肩凝りがひどくて、作業ができないほどでした。原因は働き過ぎ。

稲刈り、切干大根作り、柚子こしょう作りと疲れがたまり過ぎてしまったようです。
今日は、少し調子が良くなったらしく、もう皮むきを頑張っています。

本人は、休んでいることの方が辛いらしくて、風邪を引いて熱があるときでさえ、休もうとはしません。そんな婆ちゃんが、二日も皮むきを休んだのですから、そうとう辛かったのだと思います。
おととい爺ちゃんに病院に連れて行ってもらい、筋肉がほぐれる薬を飲んでいます。お父さんも毎晩、肩もみをしてあげて、三日目にはご覧の通り。

「年寄りをこき使って!」と思わないでくださいね。婆ちゃんは、皮むきが面白くて、やりたくてやりたくてたまらないほどなのです。皮むきをすればまた肩が痛くなると思うのですが、皮むきをしている婆ちゃんは、本当に楽しそうです。婆ちゃんを見ていると「無理しないで」とは言えても、「しない方がいいよ」とは言えません。

末っ子の珠美が手伝えば、あーだこーだと口をはさみながら、柿の扱い方やむき方を教えています。

残りの柿の皮むきも後一晩で終わる予定です。柿の皮むきが終われば、婆ちゃんは今度は、漬物をたくさん漬け始めます。その漬物を、家族が「バリバリ」とたくさん食べると、婆ちゃんはとても幸せそうです。

ちなみにこの柿の実は、全部爺ちゃんが千切り(捥ぎ)ました。
10メートルはありそうな渋柿の木に中ほどまで上り、竹ざおを使って捥いでいきます。この作業も四日から五日ほどかかります。

爺ちゃんと婆ちゃんのおいしい干し柿をどうぞお楽しみに!
11月26日朝
皮むき作業終了
長い夏の影響で紅葉も少し遅れていますが、絵に描いたような美しさです。
二階の軒下に吊るしています。日当たりがよく土ぼこりもしません。
昨夜で柿の皮むきを終了。
これでやっとお茶のパンフレットの発送に取り掛かれます「遅くなって申し訳ありませんm(..)m」

婆ちゃんは朝から、病気の出た柿や虫に食われた柿の悪くなった部分を丁寧に取り除いて、出荷できない渋柿の皮を剥いています。捨ててしまおうと外しておいたのですが、干し柿が大好きな婆ちゃんは「もったいなくて」捨てきれないようです。

冬仕事の合間に少しずつ食べるつもりなのでしょう。きっと食べる暇もないほど、仕事をやり続けるのが、目に見えるのですが・・・。

婆ちゃんは、干し柿が大好物です。干し柿の中がまだとろとろとして触るとふにゃりと軟らかい頃の干し柿(あんぽ柿)が、一番おいしいそうです。硬く干しあがった干し柿(ころ柿)は、おいしくないと言います。

でも私は、年を越して硬めに干しあがった柿が好きです。あの軟らかい状態の柿は、どうも苦手です。しかし、婆ちゃんが見向きもしなくなった残り物の干し柿を食べるほうが、嫁と姑の関係にも好都合ですね(^_^)

11月30日
良い天気
昨年は全く収穫できずに寂しい秋の風景でしたが、今年は、紅葉とも一緒になり、にぎやかな秋になりました。
渋柿を吊るしてから、天気の良い日が続いています。夏の終わりからずーっと少雨傾向で、雨は欲しいところですが、干し柿の仕上がりにはやはりお天気が良いと助かります。
軒下にずらりと並んだ干し柿は、田舎の秋の風物詩です。ほとんどの家の軒下には、たくさんの干し柿がぶら下がっています。

とても家族で食べることのできる量ではありません。お正月用に少しだけ家族で食べた後は、以前はほとんど大川市の【おふろうさん祭り】で売られていました。

いろいろなおいしいおやつが溢れている今では、干し柿を食べる子供はほとんどいなくなってしまったのではないでしょうか?

皮むきの手伝いが大好きな小学生の娘も「干し柿は嫌い」だと言います。残念なことですが、もう少し大人になって、干し柿のおいしさに気づいてくれたらなぁと思います。

このまま干し柿ファンがいなくなってしまったら、日本の秋の風物詩まで無くなってしまいそうです。跡取り息子が干し柿を作らなくなっても、この風景は消えてしまいます。風物詩を残していける国こそが、豊かな国であり、美しい国であると信じています。
12月18日
もうすぐ
近所のおじさんに渋柿を分けてもらったおかげで、発送分の干し柿を確保できました。
柿の効能には、二日酔い・風邪・夜尿症・高血圧・やけど・かぶれ・しもやけ・痔・虫刺され・歯痛などがあるそうです。それから美肌効果もあると聞けば、ちょっと一口食べてみようかな・・・なんて気持ちになりませんか?

あんぽ柿(中身の軟らかいとろっとした干し柿)を大好きな、爺ちゃん、婆ちゃん、父さんたちが最近味見を始めました。もうちょっと渋みが残っているそうです。

月末の発送の頃には、ちょうどおいしくなっていると思います。干し柿が到着しましたら、すぐに箱から取り出して、風通しの良いところに吊るして下さい。

パックのまま放置したり、冷蔵庫の中に入れたり、暖かい部屋の中に吊るしたりしていると、カビが生えてきます。

ころ柿(硬い)が好きな方は、日当たりの良い、夜露のかからない場所に吊るして下さい。
軟らかいまま保存したい方は、ひとつひとつをラップで包んで、冷凍保存をお勧めします。
←捨ててしまうはずだった渋柿も、悪い部分を丁寧に取り除いて、我が家のおやつ用干し柿になりました。
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